今日は大学卒業して、初めて講師として働いた学校の技術員さんの誕生日。
『先生って何? どうしたらいいんだ?
高校生って4歳しか違わないから、
ちょっと怖いし…。
そもそも、働くってなんだ?』
そんな感じで、何にも分からなかった私。
その私に、事あるごとに
働くこと、
先生ってこうあってほしい、
目線は子ども達に合わせて自分が下げること
掃除はきちんとすること
ほんとにたくさん教えてもらった。
私より10歳上の技術員さんだから、
学校が変わってもどこかでずっと変わらずに居ると思ってた。
初めて働いた学校で、10年後、再び働く機会があった。
その技術員さんは隣の町の学校に異動されてた。
『でも、隣の町だから近いなぁ。
今度、また会えるかな♪
少しは成長したから、安心させられるかな。』
今度、今度、今度…。
そんな感じで連絡もせず、
過ごしていた4/23(月)の朝。
学校に行くと、
『隣の町の学校の技術員さんが、
4/20(金)に亡くなったって!
知り合いでしょ!?』
ん?誰のこと?
私の知ってる技術員さんは、まだ若いから亡くならないし、誰かと勘違いしてるんじゃない!?
そう頭の中に浮かんだ。
でも、もう一回名前を聞くと、勘違いしてたのは私だった。
それから、すぐに授業だったのに、
涙が止まらなくて
『何で!?』って思いしか出てこなくて
感情を抑えるのに大変だった。
授業の最初、3年生に
『そのうち、また今度って思ってるなら、
今、伝えないと伝えられなくなることがある』って話をしていた。
冬が好きで、雪が好きな寒がりの方だった。
何で雪が好きなのか聞いたら
『汚いものも真っ白に隠してくれるから』
見た目とは全く違う素敵な答えが返ってきて、大笑いしたのを思い出す。
子どもたちが悪いことをすると、自分の子を叱るように大声を出す。毎日毎日、彼の怒鳴り声を聞かない日はない。
でも、愛情があるから、
子どもたちは彼が大好きだった。
たくさん、ほんとにたくさん教えてもらった。
ほんとは亡くなってなくて、
どっかの学校で怒鳴ってるんじゃないかと思う。
そう思いたいなぁ。
そんな技術員さんの今日は誕生日!!
お誕生日おめでとうございます(*´ー`*)